個人個人の感情を否定することも止めることもできないが、とりあえず人権侵害するのはやめようぜ、というお話です。
先日、サブアカでこんな記事を書いた。
で、そのあとこんな記事も書いた。
書いたところで、私はどうすればいいのだろう、と思う。
今ツイッターで「二宮 結婚」やら「二宮 タイミング」やら「二宮 嫌い」やらで検索すると一人の結婚した人間、あるいは一組の結婚した人達を寄ってたかって非難しているツイートがわんさか出てくる。他メンバーを味方と認識して称賛する遠回しな侮辱も、肯定派や受け入れる気持ちでいるファンをお花畑と称する揶揄も。「本当はこんなこと思いたくなかった」「大好きでした」「悔しい」と言いながら。自分達の言ってることが正論で自分達の言ってることに正当性があって自分達が被害者だと思いながら人権を蹂躙する人間のオンパレードだ。醜い。
大体は皆大人だろうに頭が痛い。ただそもそもこの国は現状全体的に人権意識が欠けているところがある。そんな状態で真っ当な大人の人間としての態度を多勢に求めるのも無理な話か。全体の前提意識が低い状態で言動だけやめさせようとしても根本的解決にならない。何で注意されたのか意味が解らずに――というか主旨が理解できずに不満が溜まる一方だ。
だからどうすればいいのだろう。端的に言えばあの人達話聞いてくれないだろうな、という嘆きだ。対話を求めてない人間に対話してもしょうがない。こっちも対話する気が湧かないし。加えて私は嵐オタクではない所謂外野なのだからより一層話を聞いてくれる気がしない。一応お茶の間から嵐を見てるジャニオタとして彼らのファンでもあるのだが。というか嵐のなかじゃニノが推しだ。あと潤くんも推し。だからどうしてこうなってんだよかなしいなぁ。
自分ができることはほぼ何もないことはなんとなく解っている。
あの酷い状況を世間の人がなるべく知らないでいる方が嵐のイメージのためにもいいのかもしれない。
きっと大多数の人は普通に祝福してくれている。というか独身だろうが既婚者だろうがあまり気にしてない。というかあまりずっと気に留め続ける類の話でもない。忙しなく世間は回る。
状況としてはよくある話でもある。ファンの母数が桁違いだから規模が大きいが。
だからなんというか、単純に自分が“気になって”しまっただけで、“問題ない”事態に近いのだろう。多分。
嫌なら見るなと言われそうな話だ。人権問題は別に好悪の話じゃないけどな。
なんというか。なんというか。
ちょっと、不安になっただけだ。
きっとこの記事も思うくらい広まってはくれない。一石を投じることもできない。虚しい。